それと同時に、バンフ内ではたくさんの野生動物たちが姿を見せるようになってきましたよ!!
まずは、街中やハイキング途中でも見ることが多い、グランドスクワレル、地リスです。
冬眠から覚めて4月中旬以降に繁殖期となり、約1ヶ月後にはめすは4~6匹の子供を産むそうです。
彼らは頬袋を持っていて、種等食料をたくさん頬袋に入れて自分の巣まで運びます。とても人懐っこく、人にすぐ寄ってきて、えさを頂戴と言わんとばかりにかわいい表情を見せますが、決してあげないでくださいね!糖分や塩分、保存料がたくさん入っている人間たちのえさは、リスたちは喜んで食べてしまいますが、秋や冬にそれらがリスにとって毒となってしまい、冬眠中に死んでしまうリスも出てきてしまいます。*
さて、お次は、
ビックホーンシープ、日本名でオオツノヒツジです。 この日はオスには出会えませんでしたが、メスの群れと出会うことができました。
羊の角は毎年成長し、毎年落ちることがありません。頭蓋骨に角のような突起の骨が出ていて、その角の骨のまわりに爪のような組織が巻いていて、人間の爪のようにどんどんと伸びていくんですよ。ですからオスの角は根元が太く耳のまわりでぐるっと巻いているのが特徴です。メスは角が小さく、オスのように巻きません。
ビックホーンシープは、カナディアンロッキー観光中、ミネワンカ湖畔などよく出会いますよ!
そして、これは、私の家の中から撮影したものです(笑)
ミュールディアです。『ミュール』とは「ラバ(オスロバとメス馬との子」のことで、15~20cmにもなる長い耳がちょうどラバの耳に似ていることからその名前がついたといわれています*。ディアとは鹿ですね!
とっても目がぱっちりとしていてかわいらしい!
暖かくなると、バンフの町中、民家の庭に来ては草を食べ歩いています。
上の写真、よく見ると耳の上に角があるのが分かりますか??鹿はオスのみに角があります。そして毎年2月頃に前年の角(アントラーと呼ばれています。鹿島アントラーズのアントラーズは2本(以上)の角って意味だったのですね!)が落ち、4月ごろから新しい角が生えてきます。春先は角の根元と先端部とほとんど同じ太さになっていて、表面は細かな毛のようなベルべット様の袋角で覆われています*。
そして、お次は
エルク、もしくはワピチと呼ばれる、シカ類の中でも大きな体格を持つ鹿です。体長はオスで230cmほど、体重も300KG。特徴的なのは大きな角(アントラー)で、先ほどミュールディアで御案内したとおり、毎年2月頃に前年の角が落ち、4月から新しい角が生えてきます。そしてベルベット上の袋角も見られるのですが、7月頃になると角を木々の三城などにこすりつけて、ベルベッドをつの本体から剥がし、更に角の先端部分を尖らせて秋の繁殖期を迎えます。その頃には角の長さが150cmにも成長しているのですよ*!
こちらも暖かくなると、カナディアンロッキー観光中、バンフ市内にて見ることができます。秋にも見かけますが、その時は本当に大きな角をかざし悠々と歩いています。
今は、新しい角が生えている最中で、
まだ角は小さいですが、体格は大きいので、いつ見ても写真を撮ってしまいますよ!
さて、最後になかなか写真が撮れない動物、
コヨーテ、犬科の動物でオオカミの近縁です。ちょっと画像は悪いですが、拡大してみますね!
一見見ると、犬のように見えますが、肉食性で、オオカミより体系が少し小さめといった感じでしょうか。オオカミよりも耳が大きく形も狐のよう、鼻まわりもオオカミは犬に近い形ですが、コヨーテは狐に近い格好です。オオカミはグループで行動しますが、コヨーテは単独行動がほとんどです*。
よくバンフから隣町のキャンモアへ高速道路でドライブしている最中に両脇の草の中を一頭だけ走っているのを見かけることがあります。たとえ近くで見つけたとしても、大変臆病な性格なのですぐ逃げ走ってしまいます。
今回はかなり距離も離れていたのもあるせいか、しばらく並走してくれましたが、やはりすぐにどこかへ消えていきました。
さてさて、今回紹介した中で『*』のついた文章は『日本人ガイドが書いたカナディアンロッキー 野生動物と鳥:唐鎌英夫著』 を参考にさせていただきました。
ただ今、メープルファンツアーズでは、同じく唐鎌英夫さんが書かれた『日本人ガイドが書いたカナディアンロッキー ガイドブック&写真集』を購入の皆様に、こちらの『野生動物と鳥』の本をお付けいたします♪
おまけとは思えないほど、価値のある本ですよ♪ぜひ、カナディアンロッキーにお越しの際はこちらの本を見ながら散策してみてはいかがでしょう!?
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